結婚式の終盤、両親や家族へお手紙を読む花嫁さんも多いのではないでしょうか。クライマックスの雰囲気の中で花嫁さんが読む手紙は、ご家族にとってもゲストにとっても、心温まる場面です。そんな花嫁の手紙の「結び」に悩んでいる花嫁さんに、「結び」の基本とそのまま使える例文をご紹介します!
なお、お手紙全体の構成や、結び以外のエピソードの書き方に悩んでいる花嫁さんは、こちらの記事も参考にしてくださいね▼▼
花嫁の手紙の基本構成
花嫁の手紙の全体の構成は、大きく分けると3つのパートに分けられます。
【書き出し】
これからお手紙を読み始めることを伝えるパート。ゲストの皆さんに、お時間いただく旨を一言添えるとより丁寧な印象にもなります。
【具体的なエピソード】
手紙の核となる部分。「いつも◯◯してくれてありがとう」「あのときの言葉に励まされました」「あのときはあんなこと言ってごめんね」など、伝えたいエピソードを2,3つ用意して、感謝の気持ちを伝えるパートです。
【結び】
手紙の締めくくりとなるパート。改めて、「今日まで育ててくれてありがとう」と感謝を伝えたり、これからの新生活に向けての一言や、義両親への一言など、未来を感じる形で締めくくると、きれいな結びとなります。
◎全文例
【書き出し】
皆様、本日はご多用の中、私たちの結婚式へお越しいただきありがとうございます。この場をお借りして、今日まで私を育ててくれた両親へ、感謝の手紙を読ませていただくことをお許しください。
【具体的なエピソード】
お父さん、お母さんへ。今日まで育ててくれてありがとう。今日を迎えられたのは、二人が愛情いっぱい育ててくれたおかげです。
お父さん。普段、口数は少ないけど、本当は家族思いだよね。風邪をひくと「食べたいものあるか?」って、いつもフルーツ買ってきてくれたよね。誰よりも陰で心配してくれていたこと知ってるよ。そっと見守ってくれてありがとう。
お母さん。3人の子育ては本当に大変だったよね。弱音を吐くところなんて一度も見たことがないよ。家に帰ると、どんなときも優しく「おかえり」って迎えてくれて、ごはん作って待ってくれてたよね。お母さんがつくる甘めのカレーが大好きだったな。甘えてばかりでごめんね。大好きだよ。
【結び】
今の私たちがあるのは、家族、そしてここにいる全ての皆さんの支えのおかげです。まだまだ未熟で至らない点もたくさんあると思いますが、これから二人で力をあわせて、笑顔あふれる温かい家庭を築いていきたいと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
花嫁の手紙の「結び」の役割とは?
花嫁の手紙の中盤【具体的なエピソード】を話すパートでは、なつかしさに涙ぐんだり、これまでを振り返ってしんみりした雰囲気になることも多々。手紙を読み終えた後は、花束贈呈や記念品の贈呈など、式の終わりに向かって演出が移行していきます。
しんみりした雰囲気のまま終宴とならないよう、花嫁の手紙の「結び」では、 “未来に向かって希望を感じるような明るい雰囲気に” 切り替えることが重要です。
新婦さんが披露宴中に自分の言葉で話せる機会はおそらく最後となりますので、
“しっかりと感謝を伝えきること”
“新しい家族のスタートという印象を感じさせること”
この2点を意識しながら、花嫁の手紙の「結び」の言葉を考えてみると、きれいな締めくくりとなりますよ♪
そのまま使える「結び」の例文をご紹介!
■例文① 改めて両親へ感謝を伝える結び(1)
今日を迎えられたのは、お父さん、お母さん、家族の支えがあったからです。この家族に生まれて本当に幸せでした。これから笑いのたえない幸せいっぱいの家庭を築いていきたいと思います。どうか見守っていてね。
■例文② 改めて両親へ感謝を伝える結び(2)
お父さん、お母さん、今日まで本当にありがとう。これからは私たちが二人を支えるね。たくさん親孝行したいから、健康に気をつけて、まだまだ長生きしてください。
■例文③ 新郎のご両親へ感謝を添えての結び(1)
◯◯さんのお義父さん、お義母さん。初めてお会いしたときから、私のことを家族の一員として温かく迎えてくださりありがとうございます。お二人のような夫婦を目指して、◯◯さんと幸せな家庭を築けるよう、これから頑張っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
■例文④ 新郎のご両親へ感謝を添えての結び(2)
最後になりますが、◯◯さんのお義父さん、お義母さん。私達の結婚を祝福してくださり、ありがとうございました。まだまだ未熟でご迷惑もおかけしてしまうこともあるかと思いますが、どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
■例文⑤ これからの未来への決意を感じさせる結び(1)
今日これからが新しいスタートだと思っています。これからの長い道のり、何があってもふたりで力を合わせて、乗り越えていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
■例文⑥ これからの未来への決意を感じさせる結び(2)
お父さんとお母さんからもらった沢山の思い出を胸に、今日から〇〇さんと二人三脚で新しい家庭を築いていきます。これからも私達二人をどうか温かく見守っていてください。
■例文⑦ ゲストの皆様へのお礼で丁寧に締めくくる結び(1)
今の私たちがあるのは、家族、そして今日ここにいる全ての皆さんの支えがあったからです。まだまだ未熟な二人ではございますが、力をあわせて幸せな家庭を築いて行きたいと思いますので、これからも変わらないお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。
■例文⑧ ゲストの皆様へのお礼で丁寧に締めくくる結び(2)
最後になりますが、私たち二人の新しい門出を、こんなにも大勢の方々に祝っていただけたこと、心より感謝しています。本日はご多用の中、本当にありがとうございました。
■例文⑨ 家族が増えるときに使える結び(1)
これからは家族3人で、辛いことも幸せなことも分かち合い、明るく笑いのたえない幸せな家庭を作っていきたいと思います。これからも私たち家族3人をどうぞよろしくお願いいたします。
■例文⑩ 家族が増えるときに使える結び(2)
これまで注いでもらった愛情を胸に、これから生まれてくる子供にもたくさんの愛情を注いでいきます。○○さんの支えとなり、またよき母となれるよう精一杯努めていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
例文を組み合わせても使える!
上記では、いくつかのパターン別に例文をご紹介しましたが、2つほどの例文を組み合わせて「結び」とすることもできますよ♪
■組み合わせパターン例①
「改めて両親へ感謝を伝える結び」と「これからの未来への決意を感じさせる結び」を組み合わせたパターン
お父さん、お母さん、今日まで本当にありがとう。これからは私たちが二人を支えるね。たくさん親孝行したいから、健康に気をつけて、まだまだ長生きしてください。
今日これからが新しいスタートだと思っています。これからの長い道のり、何があってもふたりで力を合わせて、乗り越えていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
■組み合わせパターン例②
「新郎のご両親へ感謝を添えての結び」と「ゲストの皆様へのお礼で丁寧に締めくくる結び」を組み合わせたパターン
◯◯さんのお義父さん、お義母さん。初めてお会いしたときから、私のことを家族の一員として温かく迎えてくださりありがとうございます。お二人のような夫婦を目指して、◯◯さんと幸せな家庭を築けるよう、これから頑張っていきます。
最後になりますが、私たち二人の新しい門出を、こんなにも大勢の方々に祝っていただけたこと、心より感謝しています。本日はご多用の中、本当にありがとうございました。
気に入った例文が複数あったら、内容が重複しないように組み合わせてみるのも◎
ただ、「結び」が長文になりすぎると聞いている方も間延びしてしまうので、2つくらいまでの組み合わせにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?花嫁の手紙は結婚式終盤の演出ではありますが、それは“新しい家族のスタート“でもあります。未来につながる花嫁の手紙の「結び」をぜひ考えてみてくださいね♪
最後に
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両親への感動の手紙を歌にのせて
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